2025年10月5日日曜日

過剰訪問看護の規制強化 厚労省、不正請求防止

 厚生労働省は1日、有料老人ホームなどで訪問看護を過剰に提供する事業者への規制を強化する方針を明らかにした。ホスピス型有料老人ホームの入居者らを対象に、一部の事業者による不正な診療報酬請求の横行が疑われることを踏まえた。2026年度の診療報酬改定で、主治医が指示書に必要性を明記している場合に限り、頻繁な提供を認める方向だ。

 厚労相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)の1日の総会で示した。厚労省によると、高齢者向け集合住宅に併設の訪問看護ステーションの中には、多くの入居者に対する頻繁な短時間訪問や、早朝・夜間の実施によって報酬が高額になるケースがある。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ff16e983679d4359d5a49345a7e497583101c1e

2025年4月28日月曜日

介護報酬2680万円、2事業所が不正受給…看護職員いないのに減算しないなど不正831件

 大分県は28日、通所介護事業所「デイサービスみらい」と訪問介護事業所「へルパーステーション浜脇」(いずれも別府市浜脇1)が、介護報酬計約2680万円を不正受給していたと発表した。県は介護保険法に基づき、デイサービスみらいの事業所指定を5月1日付で取り消し、ヘルパーステーション浜脇介護サービス提供を同日から3か月間停止する。

2025年3月14日金曜日

コロナ補助金4.5億円を不正受給 元衆院議員が理事長の病院

 愛知県は14日、今村洋史元衆院議員が理事長を務める「医療法人有俊会いまむら病院」(同県一宮市)が、新型コロナウイルス対策の補助金約4億5400万円を不正受給していたことが確認されたと発表した。

 県は同日、2020~23年度に交付した約17億6500万円の交付決定を取り消し、全額の返還を求めた。  会計検査院が昨年11月、20~22年度の計約1億6600万円について、虚偽の納品書の提出などによる不正請求を指摘していた。指摘を受けた県の調査で、新たに約2億8800万円の不正受給が判明したという。このため、全額の交付決定を取り消した。  確認のため計10回にわたり関係書類の提出を求めたが、病院側が応じなかった。県は詐欺容疑での刑事告訴も検討している。  今村氏は「公金の取り扱いに誠実さと緻密さに欠けるところがあった。速やかに返納する」とコメントした。 

2025年3月7日金曜日

整骨院で無資格の従業員に26回施術させ、療養費3万円を宮崎市からだまし取った疑い

 発表によると、容疑者は昨年9月、自身が営む宮崎市内の整骨院で、柔道整復師の資格がない従業員に患者5人への柔道整復施術を計26回させたほか、無資格の従業員が施術したのに有資格の自身が施術したなどと偽り、今年1月下旬頃、国民健康保険負担分の療養費計約3万円を宮崎市から振り込ませてだまし取った疑い。同法違反について容疑を認める一方、詐欺容疑は否認しているという。

病院職員78人・2133時間の時間外手当未払い、医療センターに是正勧告…「始業前出勤の雰囲気あった」

 看護師らの勤務時間の管理が徹底されていなかったとして、南奈良総合医療センター(奈良県大淀町)が大淀労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかった。半年間でのべ78人分の時間外勤務手当(残業代)で、2133時間に相当する計約468万円が未払いだった。

2025年2月22日土曜日

みちのく記念病院 診察なし医療が常態化か

 青森県八戸市のみちのく記念病院の患者間殺人隠蔽(いんぺい)事件を受け、県と市は19日、病院に対する臨時の立ち入り検査を始めた。


虚偽の死亡診断書の作成経緯などに加え、日頃の医療行為についても抜き打ちの検査を繰り返して調べる。診療記録などによると、瀕死だった被害者の手当ては医師の診察なしに看護師だけで行われていた。こうした行為が常態化していなかったかも、検査の焦点となる。


隠蔽事件では、元院長の石山隆容疑者(61)と、その弟で医師の石山哲容疑者(60)が犯人隠避容疑で県警に逮捕された。県と市の検査は医療法に基づくもので、法令違反や過去にも死亡の経緯が隠蔽された事例がなかったかを確認し、問題が確認されれば行政処分を検討する。


殺人事件は2023年3月に発生。入院していた被害者の男性(当時73歳)は同月12日深夜、相部屋の男(59)(殺人罪で懲役17年が確定)から歯ブラシの柄で顔面を何度も突き刺され、午後11時45分頃に血だらけの状態で見つかった。


捜査関係者によると、被害者の主治医だった哲容疑者は当時院外にいたが、直後に看護師が「外傷がある」と連絡。読売新聞が入手した診療記録には、翌13日午前0時35分頃に止血剤の使用を、同1時15分には血液検査のための採血を、ともに哲容疑者が指示したとの記載がある。


被害者は院長だった隆容疑者が担当するフロアに移され、手当てを受けた。その後の診療記録にはたん吸引や酸素吸入などをしたとあるが、捜査関係者によると、隆容疑者も院内に不在で、看護師が医療行為の指示を隆容疑者名義で出し、看護師だけで治療していた。この間、両容疑者以外の医師も対応していなかった。診療記録には指示の「代行者」として複数の看護師の氏名がある。


被害者は午前8時半頃に心肺停止状態になったとみられる。診療記録には心臓マッサージをしたとの記載があり、同10時10分に死亡が確認された。捜査関係者によると、隆、哲の両容疑者は13日朝に出勤した後も被害者を診ていない。


一方、頭部や顔面の損傷だった死因を「肺炎」とした死亡診断書については、病院職員が県警に対し、隆容疑者の指示で作成されたと説明している。医師署名欄には、医師免許を持つものの、認知症疑いで入院していた男性患者(当時89歳、昨年死亡)の氏名があるが、県警は男性患者も被害者の体は確認していなかったとみている。

2025年2月14日金曜日

医師免許なく看護師に医療行為させたか 神戸の美容クリニック経営者ら逮捕/兵庫県

 医師免許を持っていないにもかかわらず看護師に医療行為を行わせたとして、兵庫県神戸市にある美容エステ店の経営者ら2人が逮捕されました。

過剰訪問看護の規制強化 厚労省、不正請求防止

  厚生労働省は1日、 有料老人ホーム などで 訪問看護 を過剰に提供する事業者への規制を強化する方針を明らかにした。ホスピス型有料老人ホームの入居者らを対象に、一部の事業者による不正な 診療報酬 請求の横行が疑われることを踏まえた。2026年度の診療報酬改定で、主治医が指示書に...