厚生労働省は1日、有料老人ホームなどで訪問看護を過剰に提供する事業者への規制を強化する方針を明らかにした。ホスピス型有料老人ホームの入居者らを対象に、一部の事業者による不正な診療報酬請求の横行が疑われることを踏まえた。2026年度の診療報酬改定で、主治医が指示書に必要性を明記している場合に限り、頻繁な提供を認める方向だ。
厚労相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)の1日の総会で示した。厚労省によると、高齢者向け集合住宅に併設の訪問看護ステーションの中には、多くの入居者に対する頻繁な短時間訪問や、早朝・夜間の実施によって報酬が高額になるケースがある。向井恭一 Bloggerブログ
向井恭一 ブログとサイトの日記
2025年10月5日日曜日
2025年4月28日月曜日
介護報酬2680万円、2事業所が不正受給…看護職員いないのに減算しないなど不正831件
大分県は28日、通所介護事業所「デイサービスみらい」と訪問介護事業所「へルパーステーション浜脇」(いずれも別府市浜脇1)が、介護報酬計約2680万円を不正受給していたと発表した。県は介護保険法に基づき、デイサービスみらいの事業所指定を5月1日付で取り消し、ヘルパーステーション浜脇の介護サービス提供を同日から3か月間停止する。
県保護・監査指導室によると、デイサービスみらいは2023年8月~24年11月、看護職員を置かなかったのに介護報酬を減算せず、545件計約2420万円を不正受給した。ヘルパーステーション浜脇は23年3月~24年11月、提供記録のない訪問介護サービスなど286件の計約260万円を不正に受け取った。昨年11月に情報提供を受けた県の監査で発覚した。
県は今月28日、両事業所の運営会社「みらい」(大分市)に罰則加算金を含む計約3700万円の返還を求めるよう関係市町に通知した。同室によると、同社は今年3月に破産手続きが開始されたという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a82b7a4738e02a2753154d05077505309fe5e03
2025年3月14日金曜日
コロナ補助金4.5億円を不正受給 元衆院議員が理事長の病院
愛知県は14日、今村洋史元衆院議員が理事長を務める「医療法人有俊会いまむら病院」(同県一宮市)が、新型コロナウイルス対策の補助金約4億5400万円を不正受給していたことが確認されたと発表した。
県は同日、2020~23年度に交付した約17億6500万円の交付決定を取り消し、全額の返還を求めた。 会計検査院が昨年11月、20~22年度の計約1億6600万円について、虚偽の納品書の提出などによる不正請求を指摘していた。指摘を受けた県の調査で、新たに約2億8800万円の不正受給が判明したという。このため、全額の交付決定を取り消した。 確認のため計10回にわたり関係書類の提出を求めたが、病院側が応じなかった。県は詐欺容疑での刑事告訴も検討している。 今村氏は「公金の取り扱いに誠実さと緻密さに欠けるところがあった。速やかに返納する」とコメントした。2025年3月7日金曜日
整骨院で無資格の従業員に26回施術させ、療養費3万円を宮崎市からだまし取った疑い
発表によると、容疑者は昨年9月、自身が営む宮崎市内の整骨院で、柔道整復師の資格がない従業員に患者5人への柔道整復施術を計26回させたほか、無資格の従業員が施術したのに有資格の自身が施術したなどと偽り、今年1月下旬頃、国民健康保険負担分の療養費計約3万円を宮崎市から振り込ませてだまし取った疑い。同法違反について容疑を認める一方、詐欺容疑は否認しているという。
容疑者は無資格の従業員が施術したのに自身が施術したと偽り、自動車共済金をだまし取ったとして2月、詐欺容疑で逮捕されていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a78a7f33fe8e3fb4787797c8e5c3305f47817ea
病院職員78人・2133時間の時間外手当未払い、医療センターに是正勧告…「始業前出勤の雰囲気あった」
看護師らの勤務時間の管理が徹底されていなかったとして、南奈良総合医療センター(奈良県大淀町)が大淀労働基準監督署から是正勧告を受けていたことがわかった。半年間でのべ78人分の時間外勤務手当(残業代)で、2133時間に相当する計約468万円が未払いだった。
病院によると、労基署は昨年7月30日に立ち入り調査を実施。職員の出退勤簿の打刻時間と、時間外勤務を登録したデータの時間にずれがあるとして是正勧告し、昨年1~6月分の出退勤簿や給与明細などを正確に把握するよう調査を求めた。
調査の結果、78人分2133時間の時間外勤務手当が適正に支給されていなかったことが判明。10月末、看護師らに未払いになっていた分を支給した。病院は11月と今年1月、労基署に経過の報告とともに、時間外勤務の適切な申請の周知や、申請漏れ防止のため、出退勤の打刻を管理するシステム改修といった改善策を伝えた。
病院は一部の看護師の間に「始業前に早く出勤するのが当たり前という雰囲気があったことは否めない」と説明し、強制的な勤務ではなかったとしている。
病院を運営する南和広域医療企業団は「今後このような申請漏れが生じることがないよう、適切な勤務時間の管理に努める」とコメントしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0d3dc6889860dc79853021524bad87bfa43aad2
2025年2月22日土曜日
みちのく記念病院 診察なし医療が常態化か
青森県八戸市のみちのく記念病院の患者間殺人隠蔽(いんぺい)事件を受け、県と市は19日、病院に対する臨時の立ち入り検査を始めた。
虚偽の死亡診断書の作成経緯などに加え、日頃の医療行為についても抜き打ちの検査を繰り返して調べる。診療記録などによると、瀕死だった被害者の手当ては医師の診察なしに看護師だけで行われていた。こうした行為が常態化していなかったかも、検査の焦点となる。
隠蔽事件では、元院長の石山隆容疑者(61)と、その弟で医師の石山哲容疑者(60)が犯人隠避容疑で県警に逮捕された。県と市の検査は医療法に基づくもので、法令違反や過去にも死亡の経緯が隠蔽された事例がなかったかを確認し、問題が確認されれば行政処分を検討する。
殺人事件は2023年3月に発生。入院していた被害者の男性(当時73歳)は同月12日深夜、相部屋の男(59)(殺人罪で懲役17年が確定)から歯ブラシの柄で顔面を何度も突き刺され、午後11時45分頃に血だらけの状態で見つかった。
捜査関係者によると、被害者の主治医だった哲容疑者は当時院外にいたが、直後に看護師が「外傷がある」と連絡。読売新聞が入手した診療記録には、翌13日午前0時35分頃に止血剤の使用を、同1時15分には血液検査のための採血を、ともに哲容疑者が指示したとの記載がある。
被害者は院長だった隆容疑者が担当するフロアに移され、手当てを受けた。その後の診療記録にはたん吸引や酸素吸入などをしたとあるが、捜査関係者によると、隆容疑者も院内に不在で、看護師が医療行為の指示を隆容疑者名義で出し、看護師だけで治療していた。この間、両容疑者以外の医師も対応していなかった。診療記録には指示の「代行者」として複数の看護師の氏名がある。
被害者は午前8時半頃に心肺停止状態になったとみられる。診療記録には心臓マッサージをしたとの記載があり、同10時10分に死亡が確認された。捜査関係者によると、隆、哲の両容疑者は13日朝に出勤した後も被害者を診ていない。
一方、頭部や顔面の損傷だった死因を「肺炎」とした死亡診断書については、病院職員が県警に対し、隆容疑者の指示で作成されたと説明している。医師署名欄には、医師免許を持つものの、認知症疑いで入院していた男性患者(当時89歳、昨年死亡)の氏名があるが、県警は男性患者も被害者の体は確認していなかったとみている。
2025年2月14日金曜日
医師免許なく看護師に医療行為させたか 神戸の美容クリニック経営者ら逮捕/兵庫県
医師免許を持っていないにもかかわらず看護師に医療行為を行わせたとして、兵庫県神戸市にある美容エステ店の経営者ら2人が逮捕されました。
医師法違反の疑いで逮捕されたのは、神戸市中央区にある「美滴+(びてきプラス)クリニック」の実質的経営者の女と、クリニックを運営する一般社団法人代表理事の母親(48)の2人です。 警察によりますと2人は、医師免許を持っていないにもかかわらず、2023年10月から2024年5月にかけ、男女6人の客に合わせて13回、美容点滴の注射をするよう5人の看護師に指示し、医療行為を行わせた疑いが持たれています。 神戸市は2024年、クリニックを運営する一般社団法人に医療法に基づく改善措置を命じていましたが、「提携する医師がオンライン診療をしていて合法と認識している」などと説明していたということです。 点滴で使用した薬品は国の承認を得ていないものも含まれていて、インターネットで調べた情報をもとに調合することもあったということです。 警察は2人の認否を明らかにしていません。
過剰訪問看護の規制強化 厚労省、不正請求防止
厚生労働省は1日、 有料老人ホーム などで 訪問看護 を過剰に提供する事業者への規制を強化する方針を明らかにした。ホスピス型有料老人ホームの入居者らを対象に、一部の事業者による不正な 診療報酬 請求の横行が疑われることを踏まえた。2026年度の診療報酬改定で、主治医が指示書に...
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発表によると、容疑者は昨年9月、自身が営む宮崎市内の整骨院で、柔道整復師の資格がない従業員に患者5人への柔道整復施術を計26回させたほか、無資格の従業員が施術したのに有資格の自身が施術したなどと偽り、今年1月下旬頃、国民健康保険負担分の療養費計約3万円を宮崎市から振り込ませて...
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横浜市にある病院が看護職員の数を水増しして診療報酬1億8000万円余りを不正に請求していたとして、関東信越厚生局はこの病院への保険医療機関としての指定を来年3月1日付けで取り消す処分を決めました。病院は来年3月末で閉院するとしています。 保険医療機関としての指定を取り消されるのは...
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滋賀県長浜市立長浜病院参事(管理職)の男性診療放射線技師(56)が7月に自分の家族の胸部CT撮影を勝手に行っていた問題で、市病院事業は21日、技師を非管理職の主幹に2階級降任させる分限処分などを同日付で出したと発表した。 地方公務員法に基づき9月1日付で降任させるほか、減給3...
